自宅にワークスペースを!メリット・デメリットや注意点をご紹介filter自宅にワークスペースを!メリット・デメリットや注意点をご紹介

自宅にワークスペースを!メリット・デメリットや注意点をご紹介

「ワークスペースを自宅に作るってどうなんだろ?興味はあるけど事前に色々調べてから作るか判断したい」という悩みを持つ方向けに、ワークスペースを自宅に作る場合のことをまとめてみました。

本記事では、ワークスペースの基本的な部分から、使用用途やタイプ、メリットやデメリットまで解説します。需要が増えている自宅のワークスペースについて理解することで、仕事や趣味の生産性が向上する可能性がありますので、参考にしてみてください。

ワークスペースとは?

ワーク

ワークスペースは「WorkSpace」と英語で記載するとおり、仕事などの作業をする場所です。厳密には違うものの、日本では「書斎」という表現をする場合もあります。広さやレイアウト、デザインは様々です。DIYを活用すれば、比較的手軽な作業で費用を抑えて作ることも可能です。

自宅のワークスペース需要が増えている

仕事面で言えば、近年の働き方改革やコロナ禍の影響で、在宅勤務の需要性が高まっています。そこで自宅でも集中して仕事ができる環境として、注目されているのがワークスペースです。基本的に自宅はプライベートな場所。仕事とのメリハリをつけるのが難しいという問題点があります。ですが、仕事用の場としてワークスペースを設けることで、メリハリをつけて仕事に取り組みやすくなります。テレワークを実施する企業は、コロナ禍でのリスク分散のみならず、こうした働き方による生産性向上の狙いもあります。在宅勤務で生産性が落ちては「元も子もない」ので、集中できる環境づくりは大切です。

ワークスペースの用途

ワークスペースは、大きく分けて3つの用途があります。

仕事用

仕事用として活用できます。会社だけで仕事が完結すればいいのですが、持ち帰って仕事をする方も珍しくありません。そうした方にとっては、自宅のプライベート空間でも「集中できる環境」が必要です。セキュリティ面を考えるとカフェなどでは不安ですし、わざわざシェアオフィスを借りるまでもない。そんな時は、自宅に集中できるワークスペースがあれば最適です。在宅勤務メインの方であれば、ワークスペースは必須といえるでしょう。

趣味用

趣味用として活用できます。ハンドメイド制作であったり、プラモデルを組み立てたり、イラストを描いたりと、デスク上で可能な様々な趣味で使えます。趣味だからこそ仕事同様に集中して取り組みたいという方は、ワークスペースは必要でしょう。集中できる環境を構築することは、趣味のスキルアップにもつながります。そして、そういった環境で取り組むと、趣味が高じて仕事になる可能性もあります。趣味を仕事にしたい方にとっては、ワークスペースの環境は重要です。

ちょっとした作業用

家計簿やハガキを書くなど、ちょっとした作業用に活用できます。キッチンのテーブルなどでもおこなえますが、そういった作業用のワークスペースは時短効果もあります。必要な物を置いておくことで、無駄に探し回る手間が省けます。その場に行けば、その作業が効率よく終わる環境を作っておくと、億劫に感じる作業も早く終わるでしょう。苦手な作業ほど、効率よくおこなえる環境を整えるのは大切です。

ワークスペースのタイプ

ワークスペースには、主に3つのタイプがあります。それぞれの好みもありますので、どのタイプが自分に合っているのか、特徴を理解しておくといいでしょう。

個室

誰にも邪魔されない集中できる空間を求める方向けです。家族の生活音などが気になり、集中できない場合は個室一択です。特に音に敏感な方は、部屋に防音効果のあるパネルなどを設置して、防音効果を高めるといいでしょう。そして、当然のことながら部屋の中には、仕事など用途に関係する物以外は置かないことで、より集中できるようになります。

半個室

個室よりも開放感は欲しいけど、仕切りなどがあり適度に集中できる空間が欲しい方向けです。自宅で半個室を実現させるためには、元々ある家の半個室空間(ロフトなど)を活用する方法と、専門家に作ってもらう方法、オープンスペースに仕切りを用意する方法など、様々な方法があります。まずは、家の中で半個室になりそうな箇所を探すことから始めるのがオススメです。

オープンスペース

開放感や家族との距離感を求める方、ちょっとした作業をおこないたい方向けです。設置場所の自由度が高く、手軽にワークスペースを設置できます。元々ある家具をそのまま活用すれば、すぐにワークスペースで作業できるようになります。手軽に活用できる反面、オープンで子供などの目に触れやすいため、置いておく物は考えておきましょう。

自宅でワークスペースを作るメリット

自宅でワークスペースを作ると、様々なメリットがあります。

DIY

部屋を用意せず手軽に作ることもできる

オープンスペースや半個室であれば、部屋自体を用意することなく工夫次第で作ることができます。オープンスペースの場合では、通路やリビングなどにある空きスペースを活用し、必要に応じてデスクやチェアを用意するだけで作ることができます。半個室の場合も同様に、ロフトなどの半個室に合う場所があれば、そのまま活用することができます。どちらも場所や工夫次第では、一枚板を置いてデスクを作ったり、元々ある家具を利用たりするこどで、手軽に環境を作ることが可能です。半個室の場合は、パーテーションなどで仕切るという方法もあり、そちらも凝った作業をすることなく実現可能です。

自宅のワークスペースはDIYと相性がいい

DIYは「自分でやってみよう」という意味があり、業者に依頼することなく自身で環境構築をおこなうことで、材料費や制作費などを節約することができます。個室自体を一から作るとなれば、素人では難しいため業者に依頼する必要があるでしょう。ただし、個室などのスペースがすでにあり、簡単な家具作りなどはDIYでおこなうことも可能です。DIYが趣味の方はもちろん、この機会にDIYデビューしてみるのもいいかもしれません。家具の設計とかが苦手という方は、組み立てキットを活用してみましょう。材料がカットしてあり、必要なネジなどが同梱されているため、プラモデル感覚で作ることができます。ワークスペースは自分でも環境構築しやすいため、DIYとの相性がよく費用も抑えられます。

リラックスして仕事や趣味に集中できる

自宅にワークスペースを設けることで、普段の生活環境で作業をおこなえるため、リラックスして作業をおこなうことができます。リラックスできるということは、ストレスが少なく余裕が生まれるということです。余裕が生まれると、普段は思いつかないような考えが浮かんだり、いつも以上に作業や趣味に集中できるようになります。没頭できる環境はスキルアップや楽しむために大切です。落ち着いて自身が集中できる環境を作り上げることで、より良い結果を出しやすくなります。自分なりの集中できる環境を考えて、少しずつでも作っていくといいでしょう。

好みに応じたレイアウトやデザインで作れる

本格的に作るにしても、簡易的に作るにしても、基本的には自宅というプライベート空間なので自由に作ることができます。自宅以外では、何かと制限があったり人の目があったりするため、満足できるワークスペースの構築がしづらいでしょう。自宅であれば、人の目を気にすることなく自分好みのデザイン、レイアウトが実現できます。構造上の問題でレイアウトには制限があるかもしれませんが、ほぼ好みに応じたワークスペースを作れます。特にクリエイティブな仕事や趣味の方は、そうした「こだわり」の部分が仕事や趣味にも影響してくるため、気兼ねなく好みの環境を作れる自宅は最適といえます。

モチベーションや作業効率がアップする

上記でも解説しましたが、自宅のワークスペースは自由度が高く、自分好みに作ることが可能です。モチベーションや使い勝手など、作業効率を良くするための要素は個人で異なります。だからこそ、自分好みに整った環境で作業することは、モチベーションアップにつながります。モチベーションがアップすれば、より作業が進みやすくなります。さらに、好きな時に好きな部分をアップデートできるため、どんどん作業効率をアップさせることができます。作業効率がアップすれば、さらにモチベーションも上がるため、好循環が生まれます。

仕事関連の書類などを整理しやすい

ワークスペースは基本的に、特定の作業をする場として作ります。そのため、その作業に必要な書類や道具などを、まとめて置いておくことがほとんどです。そうすることで、わざわざ別の場所に探しにいったりする手間がなくなります。さらに「あれはワークスペースに置いてあるな」と、置くものと置かないものを区別しておくことで、物の位置も把握しやすくなります。ですから、ワークスペースでは物を整理整頓しておき、常に効率よく作業がおこなえるようにしておくのがオススメです。

自宅でワークスペースを作るデメリット

自宅でワークスペースを作るとメリットも多いですが、デメリットもあります。デメリットも踏まえて、よく検討すると失敗しづらくなります。

使い勝手が悪いと使用頻度が少なくなる

よくありがちなのが、せっかく時間をかけて作った割には、実際に使ってみると思いの外使い勝手が悪かったという場合です。この場合、使い勝手が悪いというイメージが定着してしまうと、使用頻度が極端に減ってしまいます。その都度、改善できる環境であればいいのですが、構造的に改善しづらい状況の場合は作業用途しての利用価値がなくなるでしょう。その場合は、物置になる可能性が高くなります。簡易的に作るほど、費用や精神的なダメージが少ないため、放置してしまいがちです。特にデザインにこだわりすぎると、使い勝手が犠牲になる場合があります。しっかり使い勝手とのバランスを考えた上で作りましょう。

タイプやデザインなどで場所や費用の負担が増える

個室を0から作ろうとすれば、増築、改築、簡易的なBOXタイプにしろ、それなりの広さや業者に依頼するなどの費用がかかります。規模やデザインなどで負担は変化し、こだわりが強くなるほど、負担が増加するでしょう。一番負担が少ないのはオープンスペースに、すでにある家具を組み合わせる簡易的なワークスペースです。それでもレイアウトや家具などにこだわれば、作業の手間や費用の負担が増えます。ワークスペースの利用用途を明確にし、どこまでの手間と費用をかけるべきなのかを、事前に検討しておくことが必要です。

タイプによって仕事とのメリハリが生まれづらい

オープンスペースや半個室では、開放的な空間がや手軽さが得られる一方で、リラックスできる自宅の日常と距離が近くなります。それは、生活音であったり、子供の声であったり様々な要因があります。特にオープンスペースでは、空間のスキマを活用することもあり、場所によっては仕事とのメリハリが生まれづらい場合があります。例えばリビングでは、子供が遊んでいるときや、誰かがテレビを見ていたりすれば、日常と仕事とのメリハリが生まれない状況になりやすいでしょう。そういう場合には、日常感を減らしてメリハリを生みやすい対策をしていく必要があります。

個室以外は集中力アップにつながりにくいこともある

人によって集中できる環境は違いますが、一般的には個室が集中しやすいです。ただ、構造上の問題や費用面で個室が用意できない場合はあります。その場合、オープンスペースや半個室になりますが、これらは個室よりも人の動きが目立ち、音もかなり聞こえてきます。例えば、階段下のスペースを活用する場合は、階段を上り下りする度に音がします。仕方なく個室以外でワークスペースを作っても、音や周りに敏感な方は集中しづらくなってしまうでしょう。その際は、あまり集中力が必要ない作業のみに活用するなど、使い方の工夫をしていきましょう。

自宅のワークスペースを有効活用しよう

ワークスペース

自宅でワークスペースを設けることは、仕事のみならず趣味などにおいても活用できます。自分好みのこだわりの使い勝手や、デザインに仕上げることでモチベーションや作業効率がアップします。一方で、用途を明確にしてデザインのみならず、使い勝手もバランス良く構築しないと物置になる可能性も。自身がどんな環境なら集中できて、自宅の構造や費用などから、最適なワークスペースを生み出せるように考えておきましょう。当記事で、自宅のワークスペースについて、理解を深めて頂けたのであれば幸いです。

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