【レンタルオフィス】個室に向いている方や防音対策で見るべきポイント!filter【レンタルオフィス】個室に向いている方や防音対策で見るべきポイント!

【レンタルオフィス】個室に向いている方や防音対策で見るべきポイント!

「レンタルオフィスの個室ってどうなんだろ?個室だと周りを気にしなくて済むかな?特に防音対策がされているのか知りたい」という方向けに、レンタルオフィスで個室を借りる際に役立つ情報をご紹介します。

当記事では、レンタルオフィスの部屋タイプの中でも人気の「個室」に重点を置いています。個室のメリットやデメリット、向いている方、個室選びのポイントで一番気になる「防音対策」の見るべきポイントなどを解説していきます。レンタルオフィス選びに失敗して「時間」と「費用」を無駄に消費しないためにも、ぜひ参考にしてみてください。

レンタルオフィスのメリットとデメリットをチェックしている人たち

レンタルオフィスの個室|メリット・デメリット

基本的に個室はメリットが多いのですが、少なからずデメリットも存在します。メリットは人によってメリットだと感じられなかったり、逆にデメリットがデメリットだと感じられない場合があります。どちらも踏まえて理解しておくことをおすすめします。

個室のメリット

個室のメリットは様々あります。例えば、専用の電話回線が設置できるので、固定番号を取得することができます。信頼性もアップしますし、携帯電話のように電波を気にせずに済みます。さらに、後々ご紹介する「防音効果」にも優れています。音に敏感な方には大きなメリットです。

個室には、1人用もあれば複数人用も用意されています。複数人でプロジェクトを進める場合には、同じ空間で仕事をすることで、打ち合わせなどすぐに行えます。つまり会議室などの予約や、それに発生する費用が不要になります。素早く共同作業が行える環境が生まれます。共有スペースでは置けないような、仕事のツールや私物を置くことも可能なので、作業効率やモチベーションアップにも繋がります。

個室のデメリット

個室の最大のデメリットは、共有スペースより安くても約2~3倍ほど料金が割高だという点です。スタートアップや1人起業したての時期は、事業がうまくいくか分からない状態になるので、できる限り初期費用を抑えておきたいものです。ですから、初期費用やランニングコストを抑えたい方には、個室は向いていません。

ただし、割高とは言っても1人用では、安くて2万円台~という費用から利用可能な個室もあります。メリットの多さを考えると、当初は共有スペースを利用して「そろそろ個室のほうがいいな」と思ったら個室に移動するのもありです。あとは、個室ということで他業種との交流がないことは、人によってはデメリットかもしれません。ですが、多くのレンタルオフィスには、ラウンジなどのフリースペースが用意されており、そこで交流を図ることが可能です。

レンタルオフィスの個室に向いている方

レンタルオフィスでは、個室ではなくコワーキングスペースのような共有スペースも存在します。周りとの仕切りがなく共有の空間になるため、費用面では共有スペースの方が安くなっています。

ですから、費用面だけ見れば共有スペースのほうが安いので、周りとの仕切りがなく交流なども含め刺激が欲しいという方には個室は向いていません。契約してから「やっぱり個室は合ってなかった」と後悔しないために、あなたが個室に向いているのかを再確認してみましょう。

集中して作業したい方

「仕切られた空間のほうが集中できる」という方は個室がおすすめです。当然のことながら共有スペースでは仕切りがないため、周りの動きや話し声などが人によっては集中できない環境になります。他の方が居ることで緊張感が生まれ、作業に集中できるという方もいますが、そうでない方は個室を選択したほうが集中しやすくなります。

セキュリティを求める方

顧客の秘匿性が高い士業の方であったり、1人~複数人で極秘のプロジェクトなどを進める際には個室がおすすめです。共有スペースでは、周りに他の利用者も居るためセキュリティ面での不安があります。オンライン会議などでよくミーティングをしたり、顧客の資料を見る機会が多い方は個室のほうがセキュリティ面は安心です。

共有スペースより割高でもいい方

すでにお話しましたが、個室は共有スペースよりも月額料金が割高です。よほど高級なレンタルオフィスじゃない限り共有スペースの多くは、都心であっても1~1.5万円前後です。これに対して、個室は安くても3万円前後+共益費などの諸費用が発生することが多いので、初期費用やランニングコストが高くなります。こうした割高な費用よりも個室を利用する目的が上回っているのであれば、個室利用のほうが快適で安心です。

1人なら閉鎖空間でも大丈夫な方

個室と言っても1人用から複数人用とありますが、ここでいう閉鎖空間というのは1人用の個室です。個室の中でも1人用は費用が安めに抑えられている分、部屋の広さが狭くなります。さらに、1人用個室でも料金が変わってくるポイントとして「窓」の有無があります。窓がないと余計に閉鎖的な空間になりますので、料金を少しでも抑えたい方で窓なしの閉鎖的な空間が大丈夫なら、費用を安く抑えることができます。

防音対策ができる個室のレンタルオフィスを探している人

防音対策されている個室の探し方

近年、ユーザーのにニーズに合わせて、防音対策を強化している個室(レンタルオフィス)は増えてきています。では、実際にどのように防音対策をしている個室を探せばいのかを解説していきます。むやみに探しても時間を費やすことになるので、以下の方法で探してみることをおすすめします。

1.個室を借りるエリアを決める

まずは、個室を借りたいエリア探しから始めましょう。すでにエリアが定まっているならいいのですが、まだどの辺りに借りるか検討している段階であれば、防音対策されている個室があるエリアを選びましょう。

この際に、少し思惑とは違ったエリアであっても検討の余地はあります。というのも、音に対して強いストレスを感じる方にとって、防音対策は必要不可欠の要素です。例えば、近いからという理由だけで防音ではない個室を借りても、業務に集中できない可能性が高く、非効率になってしまう可能性が高いです。ですから、少し思惑とは違っても防音対策されている個室があるエリアを探しましょう。

2.管理会社のサイトを確認する

借りたいエリアを決めたら、そのエリアで防音対策しているレンタルオフィスを運営している管理会社のサイトを見てみましょう。防音対策というのは、音に強いストレスを感じる方以外にも、かなりのアピールポイントになります。

管理会社のサイトに、防音対策について詳細に載っているのであれば、そのレンタルオフィスの個室を検討してみましょう。注意すべき点として、レンタルオフィスを複数展開している管理会社では、行われている防音対策のレベルが個々に異なる場合があります。1つの物件で防音対策をアピールしていても、他の物件では違う可能性があるので、個々の詳細を見ることをおすすめします。

3.内覧で実際に確認する

「本当に記載通りの防音効果が高いのか?」という疑問に対しては、見ているだけでは解決しませんので、実際に内覧して判断するのが手っ取り早いです。いくらネット上の情報で防音対策について書かれていても、現地で確認したほうが確実です。部屋の防音対策はもちろんのこと、周辺環境などもチェックしましょう。

例えば、目の前に大通りがあって大きな窓が付いていれば、外からの騒音は気になるかもしれません。隣の部屋や廊下からの騒音、外からの騒音をチェックしてみて、あなたが許容できるなら契約してもいいでしょう。

レンタルオフィスの個室で見るべき防音対策ポイント

個室を選択する際に、多くの方が気にするポイントとして「防音はどうなの?」という部分でしょう。せっかく割高な個室を契約したのに、隣の部屋や廊下から話し声や騒音が聞こえてきては、業務に集中できなかったり、セキュリティ面で不安になります。1人用でも複数人用でも「防音対策がどれだけされているか?」を、選ぶ基準として優先的に考えるのがおすすめです。

1.個室なら「完全個室」を選ぶ

そもそも、個室だから「防音効果が高い」という訳ではありません。というのも、個室でも「完全個室」と「半個室(ブースタイプ)」があるからです。完全個室は、その名のとおりで天井から床まで壁で完全に囲まれた個室になります。ですから、防音効果としては一番高いタイプになります。

半個室は、周りの壁部分は仕切られていますが、天井や床が仕切られていないタイプになります。こちらの声や物音はもちろん、周りの声や物音が丸聞こえになります。防音効果を求めるなら、完全個室タイプは必須の選択と言えるでしょう。

2.建物の造りがRC造以上か確認する

建物の造りの中でもRC造(鉄筋コンクリート)以上は、一般的に防音性が高いと言われています。木造や鉄骨造と比べると防音性は高いので、建物の作りを確認しておくのもおすすめです。

ただし、建物の外観がRC造であっても、部屋同士の壁がRC造ではない場合があります。RC造は建設コストが高めなので、コストカットのために壁は木材や石膏ボードという場合もあります。防音材など入っていなければ、個室でも防音効果が得られないので注意して見ておきたいポイントです。実際に壁を叩いて確認してみるといいでしょう。

3.運営会社が防音対策をしっかり行っているか確認する

建物の造りがRC造以上ではなくても、運営会社側が「どんな防音対策」をしているのかに注目しましょう。bizcubeという会社では、壁に「防音シート」と「グラスウール」という素材を使用し、二重の防音対策を徹底しています。

この二重というのは素晴らしく、防音シートのみだったり、グラスウールだけだったりすると大きな効果を感じられない場合があります。個室に高い防音効果を求める方は、こうした二重対策や細かい部分でも防音対策を行っている、レンタルオフィスを探してみてください。

4.角部屋が空いてないか確認する

角部屋が空いていたら、ぜひ抑えておきたいです。特に建物がRC造以上の作りであれば、角部屋は防音に最適な個室となります。外からの騒音が入りづらいですし、片側しか部屋がないことや、廊下を歩く人も少ないからです。

ただし、角部屋は防音に優れていて人気が高いため、なかなか見つからないのが現状です。角部屋にこだわるのであれば、よほど緊急性がない限り気長に待ちましょう。他の部屋を契約しても、不満が残る状態で業務を行うのは、ストレスが溜まったり、集中できない可能性もあります。

5.他の空いている部屋も見てみる

内覧時には特定の部屋だけではなく、空いている他の部屋も見てみましょう。同じ間取りであっても、場所によっては防音効果が微妙に変化する可能性があります。実際に部屋を回ってみて、聞こえ方を確認してみてください。

確認する際には、部屋のドアを締め切った上で、外や隣などの音がどれだけ入ってくるのかを体感するのが確実です。内覧時にドアを締め切らず勢いだけで契約してしまうと、後々の防音状態に不満が出て、集中できず業務に支障をきたす可能性があります。

レンタルオフィスを有効活用する人々

完全防音じゃないことを割り切ることも大切

レンタルオフィスがどんなに防音対策していても、スタジオのように完璧な防音は望めません。ですから「完全な防音はない」ということを、予め割り切っておいたほうが気楽です。利用者全員が静かに業務を行っているわけでもありません。

もちろん、防音対策がされてないよりは、されていたほうが防音効果は優れています。ですが、多くの方が利用するレンタルオフィスという環境を考えると、完全に音を消すことはコスト的にも難しいです。周りの環境やレンタルオフィスの特性上、そういった状況だということを理解して、割り切ることも大切です。

レンタルオフィスの個室を有効活用しよう

レンタルオフィスで個室を選ぶ場合は、共有スペースよりも割高になりますが、それでも防音効果やセキュリティに重点を置く方は活用すべきです。音に強いストレスを感じる方は、防音効果が低いと日々の業務に集中できなくなります。ですから、防音性の高い個室での業務は作業効率アップにも繋がります。クライアントからも、防音効果が高いレンタルオフィスであれば、情報漏えいの不安を与えないので信頼性がアップします。個室を有効活用することで、ビジネスが加速することも十分に考えられますので、よく検討してみてください。当記事が参考になれば幸いです。

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