オフィスにセキュリティ対策を!リスクやおすすめの方法など解説!filterオフィスにセキュリティ対策を!リスクやおすすめの方法など解説!

オフィスにセキュリティ対策を!リスクやおすすめの方法など解説!

「オフィスのセキュリティ対策を考えている。どんなリスクがあって、どんな部分を対策していけばいいのか詳しく知りたい。」という悩みを持つ方向けに、オフィスのセキュリティ対策についてまとめています。

当記事では、オフィスセキュリティの基本から、起こりうるリスク、セキュリティレベル、ゾーニング、セキュリティ対策、費用などを解説しています。オフィスセキュリティは重要性が高まっているため、ぜひ参考にしてみてください。

オフィスセキュリティとは?

鍵の束が壁にかかっている

オフィスセキュリティとは、オフィスで起こりうるリスクに対してセキュリティ対策をすることです。オフィスには様々な資産があります。社員、情報、金銭、備品など。これらの資産を故意に盗まれることもあれば、システム不備や人為的なミスにより資産が流出してしまう恐れもあります。こうした資産は、個人や企業に対して大きな影響や損害を出してしまうこともあるため、オフィスセキュリティは必須です。

オフィスセキュリティの重要性

先ほども解説したとおり、オフィスには様々な資産が蓄積されています。その中でも、近年注目されているのが情報漏洩リスクです。ITの普及により、あらゆる情報がデータ化され管理されています。顧客や社員の個人情報、業務に関する機密情報など、不特定多数に公開できない情報に溢れています。オフィスには、社員だけではなくクライアントなどの第三者も出入りすることもあり、なにが原因で情報漏洩などのリスクが発生するか分かりません。情報資産がリスクに晒されることは、企業にとっても個人にとっても、大きな影響や損害を被る可能性があります。

そして、こうした情報資産に対するトラブルや事件が後を経ちません。例えば、よくニュースで見るのが個人情報流出に関するニュースです。しかも、多くの方が知っているような大企業ですら、こうした情報漏洩リスクを完全に防ぎきれていないケースがあります。2014年には教育関連事業で有名な「ベネッセコーポレーション」が、約2000万人以上の情報漏洩した事件がありました。これは、同社の派遣社員(システムエンジニア)による犯行であり、その対策費用は200億円にものぼると報道れました。オフィスセキュリティ対策が万全であろう、こうした大手でも何が起こるか分かりません。だからといって何も対策しなければ、大きな損害を被るリスクに晒されるでしょう。

さらに、こうした情報資産のみならず、外部からの不審者の侵入により、会社の資産とも言える社員を危険に晒してしまう可能性が高くなります。そして、金銭や備品などの窃盗、破損などのリスクもあります。こうしたリスク以外に、顧客やクライアントからの信頼が低下する可能性もあり業績に直結する部分ですから、オフィスのセキュリティ対策は重要です。

オフィスで起こりうるセキュリティリスク

オフィスではどんなセキュリティリスクが発生するのか、3つの種類を解説します。

人的リスク

人的リスクは、人によりもたらされるリスクです。分かりやすいのは、外部からの侵入者により経営者や社員に対する危害など。これまで様々な事例がありますが、記憶に新しい大きな事例として、2019年7月18日に起きた「京都アニメーション放火殺人事件」です。犯人が京都アニメーションの第1スタジオに侵入し、ガソリンを撒いて放火した事件で、犯人を含む死傷者は71人という最悪の事件になりました。極端な事例かもしれませんが、社内に外部の部外者が侵入できてしまった現状が、今回の人的リスクを引き起こしました。京都アニメーション自体には、専用カードキーによるセキュリティ対策がされていたようですが、NHKの撮影があるとのことでセキュリティを解除していたとの話があります。タイミングが悪かったと言えばそれまでですが、こうした人的リスクもあるということを認識しておくべきです。

物的リスク

物的リスクは、オフィス、設備、資産などに対する盗難や破損のリスクです。物的リスクには外部からのものと、内部からのものがあります。外部では、社用車、オフィスの外壁や窓、インフラ設備などの破壊など。内部では、オフィス内装、備品、システム、金銭や貴重品などの破壊や盗難など。これらのリスクが挙げられます。外部からの侵入者による犯行もあれば、社員などの身内による犯行のケースもあります。さらに、災害による洪水や火災などの被害が発生する可能性も考慮しておくべきです。状況によっては、かなりの損害になるため、物的リスクに対しても意識しておく必要があります。

情報リスク

仮面の男がPCを操作している

情報リスクは、情報資産が漏洩するリスクです。先程もお話しましたが、ITの普及による情報のデータ化が進み、顧客・個人情報、業務の機密情報など管理しやすくなりました。ペーパーレス化が進めば、USBメモリやSDカードで持ち運べるようになったり、クラウド上で簡単に閲覧や共有ができるなど便利です。その一方で、USBメモリやSDカードの紛失、セキュリティ対策されていない場所での閲覧、誤操作による流出などが原因で情報リスクが発生する可能性もあります。さらに、外部からのシステムなどに対しての攻撃によるデータ盗難などの原因もあるでしょう。基本的に情報リスクは、人によりもたらされるものなので、社員への情報管理に対する教育を徹底しておきましょう。

オフィスのセキュリティ対策はゾーニングとレベルを意識する

オフィスのセキュリティ対策を考えるにあたり、ゾーニングを意識することでセキュリティ対策がしやすくなります。

ゾーニングとは?

ゾーニングは、オフィス全体のフロアを用途別に分けることです。大まかにフロアを分けることにより、それぞれに適したセキュリティ対策が分かりやすくなります。

ゾーニング分けしたエリアとレベル例

例えば、下記のようにエリア分けがされます。

  • エントランスエリア・・・レベル1。社員も来客も使用する出入りする場所
  • 共用エリア・・・レベル2。来客スペースなどの社員や来客が使用する場所
  • 執務エリア・・・レベル3。社員や許可を得た来客が出入りできる場所
  • 役員エリア・・・レベル4。役員や一部の社員が出入りできる場所
  • サーバールームエリア・・・レベル5。特別に許可を得ている一部の役員や社員が出入りできる場所


ゾーニングで分けたエリアに対して、セキュリティレベルを設定します。セキュリティレベルに応じて、必要な対策をおこなっていきましょう。こうしたゾーニングやレベルを意識することで、エリアによってどのようなセキュリティ対策をすればいいのか分かりやすくなります。

ゾーニングを意識ないデメリット

ゾーニングを意識しないままセキュリティ対策をおこなうと、オフィスの動線が乱れてしまうことがあります。例えば、設置する必要のない部分にパーテーションや入退出管理システムなどを設置してしまうと、来客の入退出に手間が発生したり、業務効率が悪化する恐れがあります。セキュリティ対策ばかりに集中するあまり、こうした動線が犠牲になってしまわないよう、バランスを考えて検討することも大切です。

オフィスでできるセキュリティ対策

オフィスで対策可能なセキュリティを解説します。

入退出管理システム

入退出管理システムは、自社の社員や外部の来客などの入退出を管理するためのシステムです。これにより、いつ・誰が入退出したのかがデータで確認することができます。権限を与えられた社員や許可を得た来客が入れる場所に設置することが多いです。そんな入退出管理システムには、様々なタイプがあります。

生体認証

人が持っている個別の生体的特徴を活用した認証方法です。顔・目・指紋・声など、個人個人の異なる特徴で認証することができます。この認証方法は、かなり安全なセキュリティ対策です。同じ人間がいないため、何らかの方法で偽造することができません。レベル5のような、非常にセキュリティが求められるエリアに設置されることが多いです。

ICカード認証

オートロックの操作パネル

ICカードを、出入り口の認証部分にかざすことで入退出できる認証方法です。ICカードには、それぞれ異なるICチップが入っており、ICカードによって入退出できるエリアを制限したり、入退出データの管理ができます。社員や来客に渡されることが多く、来客には来客用のICカードが配布されます。ただし、ICカードの盗難や紛失リスクがあるため、管理を怠らないようにする必要があります。

スマホ認証

スマホの専用アプリを活用することで入退出できる認証方法です。アプリをインストールするだけで、入退出のセキュリティを上げることが可能です。生体認証ほどの強固なセキュリティではないものの、導入すれば高いレベルでセキュリティ対策がおこなえます。スマホを紛失したり破損してしまう可能性はありますので、こちらも管理をしっかりおこないましょう。

テンキー認証

テンキー方式で暗証番号を入力することで入退出できる認証方法です。導入コストが低く、暗証番号入力のみで簡単に入退出することができます。セキュリティレベルとしては低く、暗証番号が外部に流出してしまった場合、誰でも簡単に入退出することができてしまうのがデメリットです。ただ、中にはランダムで暗証番号が変更されるものもあり、よりセキュリティを高めることも可能です。

シュレッダー

オフィスには個人や顧客情報、業務の機密情報などがあり、これらの資料がそのまま捨てられることは、情報漏洩リスクにつながります。個人情報保護法などの法律があり、企業はこうした情報漏洩リスクに対して徹底する必要があります。こうした資料が必要なくなった際には、必ずシュレッダーを活用しましょう。裁断方式は様々ですが、マイクロカットであれば、かなり細かい裁断ができるのでオススメです。

防犯カメラ

2台の防犯カメラ

防犯カメラは、必須のセキュリティ対策と言えます。外部のみならず内部での防犯対策にもつながり、状況を映像で記録することも可能です。人の往来が多いエントランスやエレベーター、セキュリティレベルの高いエリアなど、各エリアの防犯対策に役立ちます。証拠として残るだけではなく、防犯カメラがあることで抑止力にもなるでしょう。スマホから映像を確認したり、操作できるタイプもありますので、エリアに応じて設置するといいでしょう。

セキュリティ対策ソフト

ペーパーレス化されている現代において、あらゆる情報はデータとしてPCなどで管理されています。こうしたPCなどには、必ずセキュリティ対策ソフトを入れておきましょう。何らかの形でウィルスに感染し、情報資産が流出したり盗まれる可能性があります。それが個人情報であったり、企業の機密情報などであれば大きな損害になるでしょう。コストはある程度かかるかもしれませんが、各PCなどに強固なセキュリティ対策ソフトを入れておくことは必須です。

金庫

重要な書類、貴重品、金銭などは強固な金庫に保管することで、セキュリティ対策になります。金庫には様々な種類があり、ダイヤルやテンキータイプが一般的ですが、より高いセキュリティ対策を考えるなら、指紋や静脈などの生体認証で解錠できるものを選択しましょう。さらに、耐火性の高いもの、工具などで開けづらいもの、盗難防止対策しているものがオススメです。

パーテーション

共用エリアなど、社員以外の第三者にPCなどが見えてしまう環境では、パーテーションを活用したセキュリティ対策が必要です。パーテーションは、デスク上に設置できるタイプ、デスクを丸ごと囲めるタイプ、移動させられるタイプなどの種類があります。エリアの状況に応じて、必要なパーテーションを設置しておくといいでしょう。また、上記のような簡易的なパーテーションではなく、工事で設置するセキュリティの高いタイプもありますので、検討してみてください。

防音

会議の話し声にもセキュリティ対策は必要です。会議では重要な情報を扱うことが多く、会議室から声が漏れることで、銃砲漏洩リスクに晒されます。会議のような機密性の高い情報を議論する場には、壁や床などに吸音材や防音対策済みのものを導入しましょう。

オフィスセキュリティを高めてリスク対策を

立ちはだかる女性

オフィスのセキュリティ対策は、オフィスで起こりうるリスクに備えて必須です。人的リスク、物的リスク、情報リスクがあり、それぞれに対してセキュリティを強化する必要があります。オフィスをゾーニングすることで、動線を損なうことなく対策が可能です。エリアのレベルに合ったセキュリティ対策をおこなうことで、顧客やクライアントからの信頼を得ることができます。当記事で、オフィスのセキュリティ対策に関して、理解を深めて頂けたのであれば幸いです。

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