ノマドワーカーになるには?流れやオススメの仕事などを解説!filterノマドワーカーになるには?流れやオススメの仕事などを解説!

ノマドワーカーになるには?流れやオススメの仕事などを解説!

「ノマドワーカーって聞いたことあるけど、具体的にどんな人のことなんだろ?ノマドワーカーになるには、どうすればいいのか知りたい。」こんな悩みを持つ方向けに、ノマドワーカーについてまとめています。

当記事では、ノマドワーカーの基本的な部分から、メリット・デメリット、オススメの仕事、なるにはどうすればいいか、成功するポイントまで解説しています。ノマドワーカーになれば、プライベートや仕事の自由度が増すので、ぜひ参考にしてみてください。

ノマドワーカーとは?

遊牧民の画像

ノマドワーカーとは、特定の職場を持たず会社組織にも属さない、自由に場所を選択して働く人のことです。ノマド(nomad)には「遊牧民・放送者」という意味があり、近年、場所にとらわれない自由な働き方を実践している方が増えています。ノマドワーカーが広まった背景には、ITの発展が関係しています。ZoomやChatWorkなどのWEB会議ツール、Googleドライブなどのクラウドストレージなどの便利ツールが普及したおかげで、簡単に遠方との方との連絡やデータのやり取りなどがおこなえるようになりました。ノマドワークに適している職種経験やITスキルを身に付け、インターネット環境とノートパソコンがあれば、場所にとらわれない働き方を選択することができます。

ノマドワーカーとフリーランスとの違い

ノマドワーカーとフリーランスの違いは、場所に依存するかどうかという点です。フリーランスという働き方もITを活用することが多く、個人で自由に働く場所を選択することができますので、ノマドワーカーと類似する部分はあります。ただ、細かい部分を見ると、ノマドワーカーは特定の場所に依存せず仕事をおこなえるのに対し、全てのフリーランスではないものの、案件によっては企業に常駐して仕事をおこなうことがあります。ですから、状況次第で働く場所が限定されることを除けば、意味合い的には同じと言ってもいいでしょう。

ノマドワーカーのメリット

ノマドワーカーには、3つのメリットがありますので解説します。

場所にとらわれず仕事ができる

ノマドワーカー最大のメリットと言えるのが、インターネット環境とノートパソコンなどのデバイスがあれば、仕事が完結しやすいという部分です。インターネット環境は、公共の無料Wi-Fiやスマホのデザリング機能を利用することで、手軽に得ることができます。ノートパソコンなど持ち運べるデバイスを持っているなら、上記のようにインターネット環境さえ構築できれば、WEB会議ツールなどを活用することでクライアントなどと連絡やデータのやり取りも簡単です。ですから、自宅はもちろん、カフェ、シェアオフィス、海外などでも仕事がおこえます。会社組織に属していないため、会社員より安定という部分では劣ることもありますが、場所にとらわれない自由が魅力だと感じる方は多いでしょう。

時間に融通が効きやすい

ノマドワーカーは、自営もしくはクライアントワークをおこなっているため、通常の会社員よりは時間に融通を効かせることができます。自営であれば自身で仕事のスケジュールを決めることができますし、クライアントワークでも納期さえ守れば時間の使い方は自由です。ただし、時給制のクライアントワークもあるので、案件次第といったところです。時間に融通が効きやすければ、プライベートの予定も立てやすくなります。納期までに仕事をこなしてしまえば、プライベートの時間を作れるなど調整することが可能です。場所を選ばない自由の他にも、こうした自身でスケジュールを調整できる自由さも魅力な部分です。

自身で仕事量を調整しやすい

自営にしろ、クライアントワークにしろ、自身で仕事を選んで調整しやすいのがノマドワーカーのメリットです。例えば、スキルや実績が少ないうちは、単価が低い案件を多くのこなすことで経験値をあげることができます。経験を積んでスキルアップできれば単価が高くなるため、仕事量を減らしても収入がアップすることもあります。自身の状況に合わせて仕事量を調整できるのは、会社員では実現しづらい部分です。場所にとらわれず、時間の融通が効きやすく、仕事量も調整しやすいともなれば、ノマドワーカーに憧れて目指そうという方が多いのも頷けます。

ノマドワーカーのデメリット

ノマドワーカーには、3つのデメリットもありますので解説します。

収入は不安定になりがち

自営であれば、安定した収入を得るための仕組みづくり(外注化など)が肝心であり、構築するまでには相応の時間が必要になります。その間は、収入が不安定になるでしょう。クライアントワークをおこなうにしても、スキルがなければスキルと実績を上げるために案件を探すものの、選択肢が少なく案件をこなせない場合があります。スキルがあっても、クライアント次第で仕事量が変化する部分もあるため、安定しているとは言えません。ですから、仕組みづくりはもちろんのこと、「この人にお願いしたい」と思ってもらえるだけの信用と実績を積み重ねることで、ノマドワーカーでも安定収入を得られる可能性が高くなるでしょう。

通信環境がないと不便

LANケーブルの画像

ノマドワーカーは「場所にとらわれない労働形態」であるため、遠方の顧客やクライアントとの成果物やデータのやり取りは、基本的にインターネット環境を活用しています。ChatWorkなどのWEB会議ツールであったり、Googleドライブなどのオンラインストレージを利用することが多いためです。ですから、インターネットなどの通信環境が整っていなければ、顧客やクライアントとのやり取りが制限されるため業務効率が下がります。ただし、パソコンなどのデバイス内にある、WordやExcelなどのソフトを利用するのであればインターネット環境は必要ありません。成果物を、それらのソフトで作成することは可能ですので、状況に応じて柔軟な対応をすることが大切です。

自己管理能力が高くないと生き残れない

どの組織にも属さず、働く場所、時間、仕事量を自由に決めやすいノマドワーカーは、自己管理が全てと言っても過言ではありません。会社のように同僚や上司が常に側にいるわけではないため、自己管理ができない方は仕事中にプライベートの誘惑に負けてしまう可能性があります。例えば、仕事中に友人からの電話に出てしまったり、納期が迫っているのに動画を見てしまったり、様々な誘惑が待っています。これらの誘惑に負けず、仕事をきっちりスケジュール通りにこなす自己管理能力が必須です。自己管理能力が低いと、業務効率が低下して納期に間に合わなかったり、仕事量をこなせなくなり収入が減ってしまうでしょう。自由な働き方とはいえ、しっかりと自分ルールを決めておき、メリハリのある生活をしましょう。

ノマドワーカーにオススメの仕事

ノマドワーカーに適している、オススメの仕事を解説します。

  • プログラマー
  • WEBデザイナー
  • イラストレーター
  • ライター
  • ディレクター
  • コンサルタント
  • マーケター
  • ブロガー
  • YouTuber


上記で挙げた職業は、スキルと経験があり、パソコンやインターネット環境があれば、ノマドワーカーとして仕事をすることができます。

プログラマー・WEBデザイナー・イラストレーター・ライターは、成果物をクライアントに納品する仕事です。それぞれ専用のソフトやWEBサービスがあり、それらを活用して依頼された成果物を制作します。プログラマーであれば仕様書に沿って組んだ「プログラム」、WEBデザイナーであれば要望通りの「デザイン」、イラストレーターであれば依頼通りの「イラスト」、ライターであれば指示通りの「文章」を納品します。成果物さえ納期通りに納品できれば、場所や時間に関係なく仕事することが可能です。

ディレクターは、指示を出したり確認や修正など、複数の人をディレクションする仕事です。WEB関連のディレクター(WEBコンテンツ制作やWEBサイト制作など)は、WEB会議ツールを活用して指示や確認などをおこなうため、場所にとらわれることなく仕事することができます。コンサルタント・マーケターは、クライアントの現状把握などをして問題を改善していく仕事です。どちらもWEB業界であれば、オンライン上でも問題把握や解決をしていくことができるた、ノマドワーカーとしても活動しやすい仕事です。

ブロガー・YouTuberは、悩みを解決するような情報や商品レビューを記事や動画にしたり、自身で考えた企画などを形にして発信する仕事です。クライアントワークの場合もあれば、自身でコンテンツを制作し発信する場合もあります。自身でコンテンツ制作する場合は、全て自身のスケジュールで進めることができます。クライアントワークであれば、納期や進め方などを指示されます。どちらも、インターネット環境とパソコンさえあれば、場所や時間にとらわれず仕事をすることができます。

ノマドワーカーになるための流れ

ノマドワーカーになるには、どうすればいいのか流れを解説します。

1.実績作り

スキルが無い方は、まずどの職種にするのかを決めて実績を作りましょう。実績作りにはランサーズやクラウドワークスなどの「クラウドソーシングサイト(個人や企業が仕事の依頼や応募できるサービス)」を活用することをオススメします。テクニックなどは、ネット検索や本を参考にすればいいでしょう。あとは、SNSで興味のある職種で活躍している方をフォローして情報を得るのもオススメです。例えば、ライターであればクラウドソーシングサイトで仕事を探して、未経験でもできる仕事を選びます。未経験のうちは単価は気にせず、多くの仕事をこなして経験と評価をアップさせることが肝心です。そうして、経験と評価をアップさせられれば、指名されることもあります。

2.メディアアピール

経験と実績が積み上がってきたら、自身でアピールするためにブログや公式サイトなどを制作しましょう。WordPressを活用すると、ブログでも公式サイトでも低コストで、簡単に作ることができます。自身の自己紹介や実績、これまで学んだことなどを発信していきましょう。発信する内容に共感してくれる方が多くなるほど、自身のブランディングにもつながります。メディアを育てていくことで、メディアに掲載する広告料でも収益を得られるようになりますし、より高単価な案件の依頼が来ることもあり、多方面からの収益アップには欠かせません。

3.SNS発信

ブログなどのメディアを制作したら、TwitterやInstagramなどのSNSも活用すると、より認知度をアップさせやすくなります。例えば、ブログを更新したらTwitterで宣伝するなどの流れができると、より効果的にアピールできるでしょう。SNSはノマドワーカーも多く活用しており、SNS経由で仕事をもらえることがあります。さらに、有益情報を発信していくことでフォロワーが増えていけば、メインの仕事以外にもSNS運用コンサルティングなど、仕事の幅が増やせる可能性もあります。

ノマドワーカーで成功するポイント

ノマドワーカーで成功するためのポイントを解説します。

スキルなしの頃は単価よりも実績作り

クライアントワークを行う場合、単価はスキルや経験で決められるため、スキルなしの頃は低単価でも数をこなして実績を作ることに専念しましょう。依頼する側としては、報酬を支払うことになるため、経験や実績の少ない初心者は不安になります。ただし、初心者向けの案件もたくさんありますので、検索で「職種名+未経験・初心者」など入力して検索してみると見つけることができます。

セキュリティーを強化する

金庫の画像

ノマドワーカーは企業に属していないため、セキュリティ管理も徹底しておく必要があります。自営でおこなっている場合は、顧客の個人情報などを厳重に管理しておかなければいけません。クライアントワークの場合は、業務内容などの機密性が高い情報を管理します。情報漏洩は信用問題だけではなく、最悪の場合は損害賠償請求される可能性もあるでしょう。パソコンにセキュリティソフトを導入するのはもちろん、公共の無料Wi-Fiではなく自身のテザリングやポケットWi-Fiなど、セキュティの高い通信を活用するなどの対策は必須と言えます。

スキルアップしたら外注も活用する

個人で全ての作業をおこないたい方もいれば、自身の作業をできる限り他者に振ることで、プライベート時間を確保したい方もいます。後者であれば、外注化も検討してみましょう。スキルや経験があれば、他者に指導することができます。自身以外でもできそうな仕事内容をマニュアル化させ、外注を雇って組織化すれば時間を作ることができるでしょう。空いた時間で営業をしたり、別の仕事に取り掛かることができるため、より収益をアップさせられる可能性があります。

ノマドワーカーを理解して選択肢を増やそう

ビーチでの仕事の画像

ノマドワーカーは特定の組織に属さず、働く場所や時間を自由に調整できる働き方です。スキルがある方・ない方関係なく、始めはクラウドソーシングサイトを活用することで、早期に案件を得られやすくなります。そこで、評価や実績を積み重ねていけば、自身のブランディングになるでしょう。そして、自身のメディアやSNSを活用することで、より認知度をアップさせたり、幅広い仕事ができるようになる可能性があります。メリット・デメリットをしっかり理解した上で、ノマドワーカーを目指してみてください。当記事でノマドワーカーについて理解が深まり、お役に立てたのであれば幸いです。

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