【無料でも可能】マネタイズの基本や9つの事例を分かりやすく解説!filter【無料でも可能】マネタイズの基本や9つの事例を分かりやすく解説!

【無料でも可能】マネタイズの基本や9つの事例を分かりやすく解説!

「マネタイズってなんだろう?収益化できるって聞いたけど、具体的にどんな事例があるのか知りたい。マネタイズする際のポイントも学びたい。」こんな悩みを持つ方向けに、マネタイズについてまとめています。

当記事では、マネタイズの基本的な部分から、基本的な4つの種類、メリット・デメリット、10の事例を解説しています。マネタイズは無料または小資金から収益化できるモデルですから、ぜひ参考にしてみてください。

マネタイズ

マネタイズとは?分かりやすく解説

マネタイズは「サービスなどを活用して収益化する」という意味です。英語では「monetize」が語源で、元々は「通貨を鋳造する」という意味で使用されていました。その後はビジネスの世界で「事業の収益化」という意味合いでも使われ始めます。そして、WEBを活用したビジネスが普及し始めた2000年代から「無料サービスを使用して収益化させる」という意味で使用されるようになっています。WEBを活用したビジネスでは、方法次第では無料でおこなえるため「マネタイズ=無料サービスで収益化させる」という意味で定着しています。今回は、このWEBを活用したマネタイズに関する解説をしていきます。

4つのマネタイズモデル

マネタイズには、主に4つの基本モデルがありますので、それぞれ解説していきます。

課金モデル

オンラインライブ

サービスを提供する代わりに、ユーザーに対して会費や課金などをしてもらうことで、収益を得るモデルです。例えば「ゲームアプリ課金」「YouTubeライブのスーパーチャット」「オンラインサロンの会費」などがあります。

ゲームアプリ課金

ある程度の部分は無料で遊べますが、課金しないと広告が出たり進めるのが難しくなるように作られています。「広告を取りたい」「ゲームを有利に進めたい」という欲求を利用した仕組みです。

YouTubeライブ

ユーザーが感謝の気持ち代わり、コメントを読んでもらいたい、質問をしたりする際にスーパーチャット(お金を支払って目立つチャットができる)が有効です。「配信者を応援したい」「配信者に注目されたい」などの欲求を利用した仕組みです。

オンラインサロン

無料のSNSなどでユーザーを集客し、重要なコンテンツ配布や情報提供の場などを会費や買い切りで支払った方に提供します。「もっと情報が知りたい」「自分も運営者と同じようになりたい」などの欲求を利用した仕組みです。

ECモデル

ショップ

ネットショップを運営したいユーザー向けに、出店するスペースの提供やサポートなどをする代わりに、出店料や販売手数料などで収益を得るモデルです。例えばモール型の「Yahoo・Amazon・楽天」、ASP型の「BASE・STORES・カラーミーショップ」などがあります。

モール型

モール型は「Yahoo!ショッピング」「楽天市場」「Amazon」といった、多くの店舗が集まる場所に出店する方法です。モールを運営している母体の知名度が高いため、集客力の高さを利用することができます。

ASP型

ASP型は、運営に必要な専用ページや決済機能など「運営に必要な機能」を借りて出店することができ、集客サポートなども受けられる場合があります。モール型よりは手軽で初期費用を抑えることができますが、集客力に関しては劣りますので、自身のSNSなどを活用してアピールする必要性は高いです。

広告モデル

広告

自身のメディアに、純広告・成果報酬型広告・クリック型(Google AdSenseなど)の広告を掲載し収益を得るモデルです。例えば「クリック型」「成果報酬型」「純広告」「起業案件」などがあります。

クリック型

クリック型は、有名所で言えばGoogle AdSenseです。1クリックされる度に、平均30~40円ほどの収益が得られます(単価はジャンルや時期で変動します)。アクセス数が上がれば収益も比例して上がるため、巨大なポータルサイトなどで活用されています。YouTubeでもAdSenseは利用されており、人気にチャンネルになることで大きな収益を得ることが可能です。

成果報酬型

成果報酬型は、広告先のサイトで実際に商品が購入されたり、サービスへの申込みがされたら支払われて収益が得られます。クリック型よりも難易度は上がりますが、少ないアクセスでもターゲットが絞られていれば、大きな収益を得ることも可能です。商品レビューしている雑記ブログや、特定のジャンルに特化した特化ブログで多く活用されています。

純広告

純広告は、GoogleやASPなどの仲介業者を通さず、企業側が直接メディアの広告スペースを買い取ることで収益が発生するタイプです。バナー広告が一般的な例です。広告掲載スペースの大きさや、期間、掲載場所など、様々な要素で料金が変わります。ポータルサイトや人気ブログなどで活用されています。知名度があるほど収益も大きくなります。

起業案件

企業案件は、有名ブロガーやYouTuberなどのインフルエンサーに対して、企業の自社商品やサービスの宣伝を依頼する対価として収益が発生するタイプです。こちらも、純広告と同じで直接の依頼ということと、影響力が大きいほど収益も大きくなります。

仲介モデル

仲介

特定の目的がある方同士をマッチングする場の提供や、関連するサポートなどをすることによる手数料や成功報酬で収益を得るモデルです。例えば「オークション」「人材紹介」などです。

オークション

オークションは、不用品などを希望価格で売りたい方と、少しでも安く購入したい方を仲介することで手数料などを得るタイプです。利用者が増えて取引数が多くなるほど、大きな収益になっていきます。

人材紹介

人材紹介は、人材を求めている企業と、仕事を探している求職者を仲介することで、成功報酬という形で手数料が発生して収益を得るタイプです。求人を必要とする企業や既存個顧客への営業、より多くの求職者の就業数が増えるほど収益が大きくなります。

9つのマネタイズ事例

SNS

WEBを活用してマネタイズできるサービスやSNSなどを、ご紹介します。どれも基本的には無料で利用できたり、大きな初期投資が必要ないものになります。

SNS

SNSは、マネタイズの代表的な活用方法です。分かりやすいのは「Twitter」や「Instagram」などの無料ツールです。マネタイズ方法はいくつかありますが、まずは影響力を増やすことが大切です。つまりインフルエンサーを目指します。影響力はフォロワー数に比例することが多く、より多くのフォロワーへ宣伝することができるためです。例えば、何かの自社商品や広告などを宣伝すれば、影響力が大きいほうが結果も出やすくなります。さらに、規模が大きくなれば企業案件も来るようになります。無料で始められるツールを活用して、法人まで設立する方もいるほどです。

ブログ

ブログは、無料で始められるものもありますが、WordPressといった独自ドメイン代やレンタルサーバー代を支払って運営するマネタイズ方法です。費用は年間数千円~数万円程度と低コストで始められます。検索エンジンやSNSなどから、より多くのユーザーに閲覧してもらえるようになれば、商品レビューや企業案件などで収益を得られるようになります。多い方では月に数百万円という大金を稼ぐ方もいます。さらに、ブログは不動産と同じように売買できるため、ある程度の収益が確保できていれば、数百万円~数億円といった大きな収益を生む可能性があります。

YouTube

YouTubeは、無料で始められる動画を活用したマネタイズ方法です。YouTubeで動画をアップする方を「YouTuber」といい、小学生が成りたい職業ランキングにも入るほど、近年は一般的に認知されてきました。一定条件をクリアすることで、動画にGoogle AdSenseを表示させることができるため、それが収益につながります。運営するチャンネルの登録者が数万人~規模になれば、動画の属性に合う商品やサービスを宣伝してほしい企業からの案件も来ることがあります。チャンネル登録者数や再生数に応じて単価が変化し、多い方であれば月に数千万円ほどにもなります。YouTuberは人気でライバルが多いため差別化が鍵になります。

note

noteは、無料でオンライン上に文章や写真、音声や動画などを投稿してコンテンツを作れるサービスを活用したマネタイズ方法です。小説だったり漫画、ノウハウなど様々なコンテンツを投稿することができ、無料部分と有料部分を分けることができます。無料部分で公開できる部分を集客材料にし、有料へ誘導して購入してもらうことで収益が得られます。noteだけでは集客力が弱いため、自身のメディアやSNSなどで宣伝することで売上を増やすことも可能です。コンテンツ販売では、影響力が大きく濃いファンが付いていて、事前に告知などをうまくおこなえると、数百万円レベルで稼げる可能性があります。無料で公開していても、人気が出れば書籍化にも繋がる可能性があります。

ドロップシッピング

ドロップシッピングは、在庫を持たずにネットショップ販売ができるサービスを活用したマネタイズ方法です。ドロップシッピングのシステムを提供している業者(DSP)を利用し、販売したい商品を選択します。選択した商品に注文が入れば、運営者ではなく直接メーカーなどから購入者に発送される仕組みです。通常ネットショップは、ショップや販売システム構築に時間と費用が多く必要ですが、ドロップシッピングはDSPのシステムを利用できるため、手軽におこなうことができます。販売金額から手数料などを差し引いた金額が利益になるため、商品選択や販売価格が売上に直結します。

アプリ

アプリは、スマートフォン用のゲームやツールなどを開発し、そこに広告を掲載することで収益を得るマネタイズモデルです。凝ったアプリになればなるほど、開発費が多くなり時間も掛かりますが、自身でシンプルなものを開発すれば費用や時間は、それほど必要ないでしょう。アプリの内容次第ですが、個人が作ったシンプルなアプリでも人気が爆発することがあり、その場合は多額の広告費を稼ぐことが可能です。Macを持っており自身でアプリが作れる環境とスキルがあれば、アイデア次第でマネタイズすることができます。こちらもYouTubeや他のビジネス同様ライバルが多いので「個性的で実用性や中毒性がある」ものを作る必要があります。

BASE

BASEは、初期費用無料でネットショップが開設でき、商品販売して収益を得るマネタイズ方法です。Yahoo!ショッピングや楽天市場などのモール型では、初期費用がそれなりに必要になりますが、始めるだけなら無料というのがポイントです。商品が売れた時の販売手数料や決済手数料、売上入金時の手数料などを支払う形になります。ですから、売上が上がってから費用が発生するため、ショップオーナーにとっては非常に嬉しいサービスです。売上を上げるには集客も必須ですが、商品数上限がないことを活用して、より多くの商品を用意しユーザーのニーズに答えることが大切です。

オークション

オークションでは、不用品などの商品を出品し販売することで、収益が得られるマネタイズ方法です。有名なYahoo!オークションでは、事前に月額508円(税込)を支払う必要があるものの、自身の不用品を出品すれば仕入れすることなく収益を上げることができます。その収益を元に、他のサイトや実店舗で新たな商品を購入して、再度オークションで転売している方もいます。扱う商品によってはライバルが多いため、商品の選定や販売時期、価格など勉強する必要はあります。注意点としては、転売自体は違法ではないものの、中古品を転売目的で仕入れたり販売するのであれば、古物商許可(取得に約20,000円必要)が必要になることを覚えておきましょう。転売禁止商品などもあるので、事前に調べておく必要があります。

オンラインサロン

オンラインサロンは、オンライン上でサロンメンバー同士が交流できる場を設け、コンテンツを会員限定で配布したり、その他のサポートなどをする代わりに月会費や入会金で収益を得るマネタイズ方法です。オンラインサロン自体は、無料のチャットツールなどのプラットフォームでも始められますし、有料のサービスを利用して始めることもできます。有名なのが西野亮廣氏の「西野亮廣エンタメ研究所」です。月会費が1,000円という安めの設定ですが、会員数が約57,000名で日本一であり、月の売上は5,700万円にもなります。ですが、素人が中途半端に始めても失敗する可能性が高いため、ある程度の認知度や影響力、質の高いコンテンツを用意して挑戦するのがいいでしょう。

自身に合うマネタイズで収益化させよう

マネタイズは、WEB業界で「無料ツールやサービスを活用して収益化する」という意味で使われおり、マネタイズを成功させている方が多くいます。初期費用がほとんど必要ないため、マーケティングや販売戦略を徹底しておこない、質の高いコンテンツなどを販売すれば大きな収益を得ることも可能です。様々な手法があるため、今回ご紹介した事例を参考にして頂き、できそうなもので挑戦してみましょう。

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