【都道府県&市町村別】人気移住先ランキング!子育てや定年後にもオススメ!filter【都道府県&市町村別】人気移住先ランキング!子育てや定年後にもオススメ!

【都道府県&市町村別】人気移住先ランキング!子育てや定年後にもオススメ!

「将来的に移住を考えているんだけど、オススメの移住先はどこだろう?」
「子育てや定年後にも安心できる地域もチェックしておきたい。」
こんな悩みを持つ方向けに、都道府県&市町村別に移住先ランキングをまとめています。

当記事では、移住が増えた背景から、都道府県別&市町村別のランキングと特徴を解説します。
移住する理由や望む環境は人それぞれなので、各都道府県の特徴などをしっかり見極めることが大切なので、ぜひ参考にしてみてください。

ウィズコロナで移住が増加した背景

日本の並木道

ウィズコロナで従来のワークスタイルが大きく変化しました。
密を避けるために、遠方からでも仕事がおこなえる「テレワーク」が増加し、場所にとらわれない働き方ができるようになったのが大きな理由です。
WEB会議ツールなどのITが普及してきたことも挙げられます。
テレワークを導入する企業が増加し、転職せずとも人口が密集している都市部から郊外や地方への移住が可能になりました。
移住ともなれば、やはりネックになるのが仕事です。
移住先での仕事が見つけられるかが大きな不安の1つですが、テレワークなどの環境が整ってきたことによって、関東圏(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・茨城県)を中心に移住を検討する方が増えました。

都道府県別の人気移住先ランキングTOP10

都道府県別の人気移住先ランキングを解説します。
※今回は「2020年版 ふるさと回帰支援センター窓口相談者が選んだ移住希望地」のランキングを元に、それぞれの特徴をまとめています。

1位 静岡県

2015年からのランキングで5位以内に入っている人気県ではありましたが、不動の1位を誇っていた長野県を抑えての1位です。
静岡県は、バランスのいい地域として注目を浴びています。
気候を見てみると、冬では関東圏よりも暖かく、夏でも都市部よりは涼しさがあり過ごしやすいため、一年を通して住みやすいです。
年中通して住みやすいということは、冷暖房代を抑えられるというメリットもあります。
新幹線の駅が県内に6駅もあり、関東圏でも中部圏でも通勤圏内、第2東名高速道が開通したことで車移動の利便性もアップしています。
自然豊かな観光地としても魅力で、富士山・熱海・駿河湾・伊豆など楽しめるスポットも人気です。
さらに、東京に比べ坪単価は約1/10という安さであり、低価格で広い土地を購入することも可能です。
家賃も格段に安いため、移住先としての魅力は抜群と言えます。

2位 山梨県

梅の花と富士山

山梨県もまた2015年からのランキングにおいて、常に5位以内をキープしてきました。
1位の静岡県や首都である東京都と隣接しており、都会にはない住みやすい環境や富士山や南アルプスなどの山々に囲まれた自然豊かな県となっています。
子育てにしても、自然の中で伸び伸びと育てることができ、平成30年4月からは、全国で初の県内全域で病児・病後児保育施設を自由に利用できるようになりました。
また、東京都まで甲府から特急で約90分、高速で約1時間、リニア中央新幹線も2027年開通予定というアクセスの良さが魅力です。
「ぶどう・もも」の生産地としても有名で、ミネラルウォーターとともに生産量は日本一を誇っています。
さらに、移住を支援するための制度として「空き家バンク」があります。
「空き家の有効活用・地域活性化・地元住民との交流」を目的とし、空き家情報を移住者へ提供してくれます。
坪単価は約14万円で全国36位となっており、土地の低価格さも魅力的です。

3位 長野県

長野県は、2020年のランキングでは3位になっているものの、2015年からのランキングにおいて1位~2位をキープしていたほどの人気な県となっています。
静岡県や山梨県と同じく自然豊かな環境であり、百名山の数は29と日本一多いです。
そのため、スキー・スノーボード・登山が楽しめ、日帰り温泉の数でも日本一なので、レジャー好きな方にはオススメです。
空気のきれいさでも有名で、南牧村は「日本三選星名所」の1つに選定されています。
男性の平均寿命は2位、女性は1位(2018年時点)と長寿の県としても知られています。
長野市から東京都まで新幹線で約90分、リニア中央新幹線が開通すれば飯田-東京間で約45分、隣接する県が8県というアクセスの良さも魅力です。
子育てや移住支援も豊富で日本初の遊びを組み込んだ教育をする「イエナプランスクール」開校、IT事業者への住居とオフィスを半年提供する「おためしナガノ」などがあります。
各市町村で支援や給付金などがあるので、調べてみるといいでしょう。
2018年からは移住者が2000人を超えているため、移住の先輩が多いのも心強いです。

4位 福岡県

福岡県は、近年にかけて徐々にランキングを上げてきた県であり、2020年には4位まで浮上してきた県となっています。
九州では一番人口が多い県で、住環境も整っています。
イギリスの情報誌「MONOCLE(モノクル)」によれば、「世界の住みやすい街ランキング」で、2018年には22位、2016年には12位にランクインしているほど。
世界的にも評価されている「コンパクトシティ(生活圏が小さく利便性が高い街)」です。
坪単価は上位の県に比べると高めですが、東京と比べれば約1/6ほどと安くなっています。
飛行機は東京まで90分、ソウルまで70分、上海まで90分など、アジア圏へのアクセスも良好です。
博多には屋台グルメが豊富であり、苺の「あまおう」も有名です。食事の美味しさ目当て、住環境の良さで移住する方が増えています。
移住支援では、三大都市(東京圏・名古屋圏・大阪圏)からの移住者には、支給要件を満たす方へ「単身60万円・世帯100万円」という支援金制度もありますので、気になる方は調べてみるといいでしょう。

5位 宮城県

宮城県は、これまでのランキングでは10位以下でしたが、2020年になって他県を抑えて5位まで急浮上してきた県となっています。
気候も良好で、冬は太平洋側では雪が少なく温暖なほうであり、夏も平均気温は28℃ほどと高いわけではないので過ごしやすくなっています。
県庁所在地である仙台市は、県の中心部にあるためアクセスも良好です。
グルメでは海の幸に加えて「仙台牛」も有名であり、「牛タン」や「ずんだ餅」など有名なグルメも楽しめることからも人気です。
海と山の自然も豊富で、太平洋、奥羽山脈、蔵王連峰など大自然でレジャーを楽しめます。
温泉も有名で、鳴子温泉郷、松島温泉などがあり、温泉好きな方にもオススメ。
アクセスでは、新幹線を使えば東京都まで約1時間半のため、仕事や観光でも通いやすくなっています。
物価の安さも魅力的で、坪単価も安いことから住みやすい環境が整っています。
宮城県でも移住支援金があり「東京23区在住または東京圏在住で23区内に通勤する方」に対し、一定要件を満たす場合に「単身60万円・世帯100万円」の支給制度があります。

6位 広島県

船と厳島神社の鳥居

広島県は、2015年からのランキング10位以内にランクインしており、平均して移住先として人気の県となってます。
世界遺産である「原爆ドーム」や「厳島神社」があり、観光地としても人気です。
街には路面電車やバスが走っているため、交通の利便性も良いと言えるでしょう。
グルメも豊富で、牡蠣、広島焼き、もみじ饅頭など多くあり、国産レモンの発祥地としても知られています。
瀬戸内海や中国山地があり、山のレジャーを楽しむこともできる環境です。
子育て支援も充実しており、妊娠中から出産・子育てまで一貫してサポートする「ひろしま版ネウボラ」、子育て情報サイト「イクちゃんネット」「ひろまる」、「ひろしま子育て応援アプリ」もあります。
移住支援では、一定要件を満たす場合に「単身60万円・世帯100万円」の支給制度があるほか、「片道交通費支援制度」もあります。
移住を検討している方で、事業環境の調査や企業訪問などの用途に限り支給されます。気になる方はチェックしておきましょう。

7位 北海道

北海道は、2018年に3位にランクインして以来、10位以内をキープしています。
広大な土地や海で取れる海の幸や農産物は、全国でも取り寄せる方が多く人気です。
美味しい上に、比較的安く食べられることからも、グルメ好きな方にはオススメの移住先です。
年中通して涼しい気候であり、夏は過ごしやすさがあるものの、冬は気温がグンと下がり降雪量が多くなります。
スノーレジャーを楽しむにはもってこいの環境と言えます。
寒さが際立つ北海道ですが、家の作りは防寒対策がバッチリで「部屋の暖かさは日本一」と言われるほど暖かいため快適に過ごせます。
観光地も多く、道内だけでも楽しめるスポットがたくさんあります。
移住支援も豊富で、浦幌町では「マイホーム新築で200万円支給」、三笠市では「住宅家賃の上限3万円を60ヶ月補助」、雄武町では「移住者用宅地を0円譲渡」などあるので、気になる方は各市町村ごとに調べてみてください。

8位 和歌山県

和歌山県は、2020年のランキングで初の10位以内にランクインしています。
位置的に関西圏や東海圏へのアクセスもしやすいです。
世界遺産の「熊野古道」など自然豊かな土地であり、のどかな田舎ライフを過ごすことができます。
海も山もあるため、それぞれのレジャーを楽しむこともでき、温暖な気候なため過ごしやすさも魅力です。
移住支援も充実しています。
若年移住者向けには「一定期間の仕事と暮らし体験」の機会を提供、首都圏在住者で移住検討している方向けに「片道交通費支援(最大2万円)」、地域課題解決する事業を起業する方には「起業支援金は最大300万円」、「移住者起業は最大100万円」、「農林水産業補助金は最大50万円」、空き家改修の際には「空き家改修補助金が最大80万円」、空き家バンクに登録している方向けに「空き家のお片付け補助金が最大8万円」があります。
移住しやすい環境と言えるでしょう。

9位 神奈川県

神奈川県は、2020年に10位以内に初めてランクインしてきた県となります。
これまでは、2016年に16位でしたが、急激に浮上してきました。
その大きな要因は「ウィズコロナ」です。テレワークが増えたことにより、東京都よりも物価が安い上に、隣接しているため移動も便利なことからも「ベッドタウン」として魅力が増しています。
横浜などの大都市がある一方で、海や自然も多くバランス良く過ごしやすい環境です。
鎌倉や箱根などの観光地もあり、美味しいグルメもたくさん楽しめます。
各市町村ごとに、移住支援・住宅支援・子育て支援・就職&創業支援・生活支援・移住情報サイトがありますので、それぞれチェックしてみてください。

10位 群馬県

群馬県は、20位以内にはランクインしていたものの、2020年に初めて10位以内に浮上してきました。
東京までは新幹線で1時間というアクセスで、タウン暮らしができる商業エリアもあれば、自然とともに暮らせるエリアもあります。
特産品では「上州和牛」や「下仁田ネギ」などがあり、歴史的な古墳や遺跡などもたくさんある地域です。
子育て支援では「関東1都6県子育て満足度調査」で2017年には1位になっており、子育て世代の方にもオススメできます。
その他、各市町村ごとに、移住支援・子育て支援・住宅支援・就業支援・起業支援などがあります。

市町村別の移住先ランキングTOP3

市町村別のランキング(「田舎暮らしの本2021年2月号」宝島社出版より)もありますのでご紹介します。
ここでは、詳細な解説を省きますが、県別でランクインしていない県の市町村もありますので、気になる方はチェックしてみてください。

人口10万人以上の市ランキング

1位 愛媛県西条市
2位 山口県宇部市
3位 静岡県静岡市

「田舎暮らしの本」ランキングにおいて、若者部門・子育て部門・シニア部門の全てにおいて1位を獲得した愛媛県西条市は、県別では目立たなかったものの、住みやすい街として注目されています。

人口10万人未満の市ランキング

1位 大分県豊後高田市
2位 大分県日田市
3位 大分県臼杵市

ここでは大分県が独占しており、観光地として有名な「別府温泉」を代表とした日本一の源泉数を誇り、手厚い移住支援などが人気の理由です。

町ランキング

1位 島根県飯南町
2位 北海道沼田町
3位 長野県辰野町

島根県飯南町が1位の理由としては、定住支援や子育て支援などが充実しており、住みやすい地域として注目されています。

村ランキング

1位 長野県宮田村
2位 長野県木島平村
3位 長野県青木村

長野県は県別でも人気であり、全国で村の数が一番多い県でもあります。自然豊かな田舎暮らしで、のんびり過ごすならオススメです。

移住は子育てや定年後にもオススメ

海の見える街

移住は生活環境・人間関係・仕事などが変化しやすいため、慎重に検討する必要があります。
そのため、移住に関して大きな不安がつきまとうでしょう。
ですが、そんな移住者の不安を払拭してもらい、少しでも負担を減らして快適に過ごしてもらおうと、各都道府県や各市町村では様々な支援がおこなわれています。
子育て世代に向けて力を入れている地域もあれば、定年後にのんびり過ごせる地域もあります。
今はウィズコロナで生活や仕事のスタイルが変化し、移住を検討している方が増えていることもあり、より移住に対して力を各地域が入れていることも注目です。
それぞれの地域に特徴があるため、何を重視するかを考えて頂き、より良い移住が実現することを願っています。
当記事で、移住に関して何かしらのヒントになって頂けたら幸いです。

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