日本で有名なオフィス街22選!特徴やビジネス街との違いを解説!filter日本で有名なオフィス街22選!特徴やビジネス街との違いを解説!

日本で有名なオフィス街22選!特徴やビジネス街との違いを解説!

当記事では、オフィス街の基本的な部分から、オフィスを構えるメリット・デメリット、各地の有名なオフィス街と特徴について解説しています。これからオフィスを構えようとしている方は、ぜひ参考にしてみてください。

オフィス街とは?

オフィス街とは、会社のオフィスが密集している地域のことで、都市部によく見られます。オフィス街は人口の多い都市部に多く見られます。理由としては「通勤の便がよく、必要なものがすぐ手に入る環境」が整っているからです。立地に関して言えば、多数の路線が重なる駅や高速道路、バス停などの各種交通機関が整備されていてアクセスしやすいことが挙げられます。通勤する社員にとっても便利ですし、クライアントがオフィスにアクセスしやすくなるというメリットもあります。ビジネスを発展させやすい環境が整備しているエリアこそ、オフィス街と言えるでしょう。

オフィス街とビジネス街との違い

「オフィス街」と「ビジネス街」の違いについて検索している方がいるようです。言い方に違いはあれど、意味合いに違いはありません。人によってオフィス街と言う方もいれば、ビジネス街と言う方もいうくらいで、どちらを使用しても問題ないでしょう。

オフィス街にオフィスを構えるメリット

オフィス街にオフィスを構えると、様々なメリットが得られるので解説します。

アクセスが便利

アクセスが便利

オフィス街は都市部にあることが多く、オフィスまでのアクセスが非常に便利です。ターミナル駅、都市高速、公共交通機関が整っています。通勤の便利さはもちろんのこと、顧客やクライアントにも通いやすい環境です。アクセスが便利であれば、それだけ人も集まりやすくなるため、ビジネスを拡大させるには最高の環境と言えます。

経営資源を得やすい

「ヒト・モノ・カネ・情報」という経営資源は、大きな都市部ほど集まりやすく得られやすいです。オフィス街は、そうした都市部にあるため、そこにオフィスを構えることでビジネスを展開しやすくなります。人口が多ければ優秀な人材確保や新規顧客を探しやすくなり、必要なものがすぐに手に入り時短にもなります。さらに、見込み客が多くなることもあるため売上もアップしやすくなり、人が多いだけ情報も得られやすくなるでしょう。

ブランディングになる

オフィス街は都市部にあるため、ビジネスをする上での信用度がアップします。インターネットが普及した現在では、地方でもビジネスはおこなえます。ですが、オフィスが東京・名古屋・大阪などの都市部にあるという事実は、少なからず企業のブランディングになるでしょう。企業のイメージやブランディングは、コンプライアンスが叫ばれている現在においては必要不可欠です。少しでもブランディングやイメージアップにつながる、オフィス街への進出はメリットと言えます。

オフィス街にオフィスを構えるデメリット

オフィス街にオフィスを構えるには、デメリットもあるので解説します。

コストが増加する

オフィス街は都市部にあるため、どうしても地価が高くなりオフィスの家賃が高額になります。特に東京の地価は日本でも高額になるため、それだけコストが増加するでしょう。さらに、自社の認知度アップのための戦略として、凝ったデザイナーズオフィスを借りることを検討している方がいるかもしれません。デザイナーズオフィスは、通常のオフィスよりも建築コストが高くなりやすいです。ですが、オフィス街でも「レンタルオフィス」であれば、通常のオフィスを借りるよりも格安で構えられます。一度、レンタルオフィスを検討してみましょう。

理想の物件が探しづらい

オフィス街には、多種多様なオフィスが多くありますので、借りやすいと思われるかもしれません。ですが、家賃、立地、広さ、内装など、自社の探している理想の物件に出会うまでには、ある程度の時間が必要な場合もあります。オフィス街にオフィスを構えるメリットは他の企業も認識しているため、その分オフィスを借りたい方も多くなります。人気のある物件は当然のごとく、早く契約されてしまう場合が多いです。オフィス街で理想のオフィスを見つけるには、オフィス街ほど労力と時間とコストがかかる可能性を理解して、自社の状況に合うオフィスを探しましょう。

職住近接が難しい

職住近接とは、自宅から職場の距離を近くすることです。例えば「社宅・寮」は、まさに職住近接です。会社側がアパートなどを一括借上げして、社員への通勤ストレスを軽減させる目的で、職住近接をおこなってくれています。ですが、オフィス街にオフィスがあると、すでに解説したとおりコストが増加します。これは会社側だけではなく、社員自ら部屋を借りるときも同じことです。家賃が高額になりやすくなるため、オフィス街から離れた地域で借りることになれば職住近接は実現しません。「社宅・寮」とはいかないまでも、せめて家賃補助で何割かをカバーできれば実現しやすくなるでしょう。

日本で有名なオフィス街22選

日本各地には有名なオフィス街がありますので、それぞれの地域の特徴なども交えて解説します。

北海道のオフィス街と特徴

北海道の代表的なオフィス街「札幌」について解説します。

北海道のオフィス街

札幌

札幌はオフィスを構えている業種として、コールセンターやIT関連企業が多いのが特徴で、東京よりも家賃相場が1/3ほどとなっています。さらに、平均時給に関しても都市部においては低水準であり、労働力が確保しやすいことも挙げられます。特にコールセンターは業務の性質から、大量採用することが多い上に遠隔地であっても支障なく業務がおこなえるため、札幌は魅力的な立地となっています。

東北の有名なオフィス街と特徴

東北の代表的なオフィス街「仙台」について解説します。

仙台

特に仙台駅周辺には、地元企業はもちろん全国的に展開している大企業の支店も多く、東北最大のオフィス街となっています。さらに、家賃や最低賃金などのコストも全国的に見て低い水準であり、「学都」と言われるほど教育機関が多く優秀な人材を確保しやすい環境です。仙台の人材はチャレンジ精神や想像力も豊かであるという調査結果も出ており、オフィスを構えてビジネスをするには最適な環境と言えるでしょう。

東京の有名なオフィス街と特徴

東京の代表的なオフィス街について解説します。

東京の有名なオフィス街

日本橋

日本橋は、東京の中でも古くからビジネス街として有名なエリアで、老舗企業や歴史ある建物も存在しています。他のエリアと違い、昔ながらの景観も相まって落ち着いた雰囲気があります。近年では新たなオフィスビルや商業施設なども建設され、利便性の高い開発も進められているため、オフィスを構えるのも悪くありません。

霞が関

官公庁が集約されているエリアであり、それに付随して士業のオフィスが多く存在しています。東京の中でも家賃相場は安めであり、現在は士業のみならずIT関連企業も進出するなど、多様性のあるオフィス街となっています。

丸の内

丸の内もまた、東京では有名なオフィス街として、古くからオフィス需要に応えてきたエリアです。一昔前はオフィス街として大企業のオフィスも多かったものの、現在ではオフィスや施設に加え、有名ブランドや飲食店なども多く増えてきたため、様々な人の交流が盛んになってきています。

新宿

新宿の中でも「西新宿」は、他のエリアに集中している大企業のオフィス分散のため、2000年代から開発が進んだことにより、超高層ビルが立ち並ぶエリアへと変貌しました。大企業のオフィスも多く存在します。そのため、家賃も高めに設定されており、よりオフィス街としての色が強い街です。

新橋

新橋も昔からのオフィス街として知られており、老舗の中小企業が多い傾向にあります。そのためビルの景観が古めな印象があり、落ち着いた雰囲気の街です。士業関連のオフィスが多く、士業で開業する際には参考になるエリアです。

品川

品川駅は、東京駅と並ぶほどの巨大ターミナル駅であり、オフィスを構えることで十分なブランディングになるエリアです。2027年にはリニアも開通予定であり、今後の発展もより期待できます。その割に、東京駅などの一等地と比べても安めの相場なため、オフィスを探す際には候補に入れてもいいでしょう。

大崎

他の一等地よりも家賃が低めな割には、オフィス街として大手ばかりではなく中小企業のオフィスも多いエリアです。再開発されたことにより、主要路線が通る立地の良さや大型の商業施設もあるなど利便性も十分です。

渋谷

渋谷には多くのIT関連企業がオフィスを構えており、ビットバレーとも呼ばれているエリアです。有名所で言えばGoogleやサイバーエージェントなど、大手企業からスタートアップまで様々。IT関連でオフィスを探しているのであれば、参考になるオフィス街です。

池袋

池袋も巨大ターミナル駅として有名であり、西口よりも東口の方がオフィス街として高層ビルが立ち並んでいます。立地の良さはもちろん、様々な業種の店舗も多くあり、利便性の高さも魅力的です。

浜松町

浜松町は、モノレールが開通してからオフィス街としての需要が高まっているエリアです。元々はオフィス街ではなかったものの、再開発によって高層ビルも立ち並ぶようになりました。浜離宮恩賜庭園などの自然豊かな公園や、下町の良さを出している商店街があるなど、過ごしやすさも兼ね備えています。

名古屋の有名なオフィス街と特徴

名古屋の代表的なオフィス街について解説します。

名駅

名古屋の中心であり、現在も開発途上の高層ビルなどがあります。ターミナル駅で立地は申し分ないことに加え、中部国際空港まで約30分でいけるという利便性もあります。大手企業も軒を連ねており家賃相場は高めですが、オフィスのブランディング効果は抜群です。

伏見

名駅から地下鉄で1駅という立地ながらも、他のエリアに比べて家賃相場が低いのが魅力的なエリアです。オフィスとしては、金融関連企業の支店などが多い印象で、ビジネスだけではなく住環境も整っている、住みやすい場所だと言えます。

丸の内

名古屋のオフィス街で有名な丸の内は、企業のオフィスばかりではなく、愛知県庁や裁判所などの官公庁の建物も集約されています。その関係から士業関連のオフィスも多いエリアでであり、住みやすい街としても人気です。

名古屋の名駅と並んで、三越や松坂屋などの大手の商業施設が並んでいるエリアです。オフィス街としても有名で、栄にオフィスを構えることは大きなブランディングになるでしょう。開発も進んでおり、今後の発展も期待できます。

大阪の有名なオフィス街と特徴

大阪の代表的なオフィス街について解説します。

大阪の有名なオフィス街

梅田

梅田は大阪でも代表的なオフィス街であり、巨大なターミナル駅である「大阪駅」があるエリアです。開発も順調におこなわれており、将来的にも発展が期待できます。大手企業や商業施設も豊富にあるため、オフィスとしての格は上がるでしょう。

堂島

梅田の南側に位置するのが堂島で、元々は梅田よりもオフィス街として栄えていたエリアです。近年、梅田が再開発されていることにより、梅田にオフィスを移転する企業が増えている現状があります。

中之島

中之島は2000年代以降から再開発が進み、オフィス街としての人気を誇ったエリアです。現在でも、オフィスを構えている企業はいるものの、堂島同様に梅田の再開発によって、梅田の魅力が増してきたためにオフィス移転する企業もいます。

城見(大阪ビジネスパーク)

城見にある大阪ビジネスパークは「OBP」とも呼ばれ、高層ビルや都市公園などで構成されている再開発地域です。エリア内にはオフィスビルをはじめ、ホテルなどの商業施設などが並んでおり、オフィス街以外の魅力も溢れるエリアになっています。

福岡の有名なオフィス街と特徴

福岡の代表的なオフィス街について解説します。

博多駅

福岡の玄関口としてのアクセスの良さは抜群ですが、近年の景気回復と新築不足により家賃相場が上昇しているエリアです。今後は、周辺環境の再開発計画が発表されており、開発が進み新築ビルなどが増えることで、家賃相場も落ち着く可能性があります。

天神

天神はオフィス街の機能を持つとともに、商業施設が集約されているエリアでもあります。オフィス街には、主に金融関連企業を中心に、大手企業も軒を連ねています。現在、進行している再開発計画も複数あり、今後の発展が期待できる街です。

自社に合うオフィス街を探そう

自社に合うオフィス街を探そう

オフィス街はビジネスを加速させるために有効なエリアであり、その多くが人が集まる都市部に位置しています。そのため、場所によっては家賃が高額になるなどのデメリットがあるものの、アクセスの良さや経営資源を得やすいなどのメリットも大きいのが魅力的です。状況によっては割安感のあるエリアもありますし、コストが気になるのであればレンタルオフィスを借りるという選択肢もあります。自社の現状をよく考慮して、最適なオフィス街にオフィスを構えてみましょう。

©RJ OFFICE